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「もぅ朝からか最悪…。」
そういうとあたしは机に伏せた
「なんだよなんだよ?何があったんだよぉ??」
麻矢がしつこく聞いてきたので今朝の事を話始めた(勿論校門での事は言わなかった)
「だってさぁ…アイツらあたしが歩きで行くっていったら“絶対に送っていきやすっ!”って言い出して…振りきって逃げたのは良いけど遅刻するし……。」
「あ~アイツらなら言いかねないね…姫之も大変だねぇ、ヤクザの総長だなんて…。」
そう、あたしはヤクザ・石柄組の次期総長、石柄 姫之だ
「正確には今日の夜に後継ぎして…あれ…?誰だっな?名前は忘れたけど誰かと親父が契約すんだったな……麻矢が羨ましいよ…。」
麻矢はチェーン店の社長の愛娘…
まず住む世界が違いすぎるなぁ
「姫も大変だねぇ…こっちなんか疲れるだけだよ…。」
「あたしだって……。」
「「はぁ……。」」
二人は同時にため息をつくと同時に先生が先ほどより大きな声を出した
「それじゃぁこれから体育館に移動するぞ~。」
先生の一言で回りの生徒達が動きだした
「…姫、行こっか。」
「うん…ハァ。」
あたしは最後に大きなため息をつき、麻矢と一緒に教室を出ていった
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