本土防空戦

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1945年 3月24日 俺はドイツ空軍第2中隊三番機として、ルールの空に飛び立った。 この日、連合軍の輸送機がルール上空に大編隊となり現れ、有象無象の降下猟兵達を吐き出し始めた。 俺が所属する中隊には、もはや三機のメッサーシュミットしか残されておらず、大編隊の迎撃は不可能に近い状況だった。 指揮官はハインツ・デーハ大尉。 俺は赤の三番として、第2中隊三番機を勤めていた。 残された三機のBf109Fー4 それが俺達の全てであり、大空でのプライドだった………。
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