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バタン
豪は家にかえり そのままベッドに体をたおした
「死ぬ……………かあ」
自分の心臓にそっと手をおいた
ドクン ドクン ドクン
「いつ止まんのかな……」
ドクン ドクン ドクン
「本当に止まんのかよ……っちくしょ」
手を拳に変えた
「生きたいんだよ!」
拳で自分の胸を叩く
「死にたくねぇーんだよ!」
また自分の胸を叩いた
胸を叩いてるのに その部分は
痛くならず 背中の筋肉が痛くなった
「弱ぇよ……弱ぇーよ俺」
ううぅ
ととまらない涙が豪を襲った
豪は この時懸命に生と死な向き合っていた
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