friend

30/30
125人が本棚に入れています
本棚に追加
/81ページ
「…もし、それが私の物だとして、どうしてそれだけで私が犯人扱いされなきゃなんないの[?]」   「あんたは月の部屋に侵入し、この部屋の鍵を探してた。 その時にこの蝶飾りを落としたんだと思ってね。 月の話では『事件前には鍵が失くなっていた』ようだし。 あんたたちは〈彼女が鍵を持ち歩かずに部屋に保管していた〉ことも知っていたようだな。」   「そんなの所詮、月がたまたま拾ったか、私をハメるために部屋に置いといたかの物でしょ[?] 本人の物じゃない所持品が一つ出てきただけで人を疑うようじゃ、刑事さんもまだまだってトコね😜」   「…あはは、ホントにそうかな[?]」   「[?]どういう意味?」   「あっ、そういや言い忘れてたことがあった❗ この蝶飾り、現場のどこに落ちてたと思う?」   「そんなこと、私が知る訳ないでしょ!!」   「確かに落としたことにも気付かない人間には難題だったか?」 「だからっ私は…!」 「これはな、机と壁の隙間から見つかったんだ。 それだけじゃない。壁にはファンデーションが僅かに付着してた。 鑑識で成分分析した所、君が愛用しているファンデーションと一致した。 月は化粧品を使ってないし、霞美さんは別の会社の化粧品を愛用している。 つまり、この部屋に君のファンデーションが付着することは通常ではありえない。 なのにそれがこの部屋から検出されたと言うことは…君が月の部屋に侵入していたという何よりの証拠だ。   これでもう言い逃れはできねぇな。 光琉さん、月さんの部屋で何をしていたのか、きっちり話してもらおうか?」           「…話すだけ無駄でしょ[?]あんたのその自信に満ちた瞳見れば、分かるし。 もう全部お見通しなんでしょ[?]」   「っ光琉っ❗」 「っ母さん⁉もう良いって…」 「良いから早く走って❗」     「あ~、そっちは行かない方が…ってもう手遅れか😓」       〈カシャッ❗〉 〈ザワザワ💋〉 〈ガヤガヤ〓〉   「っ何⁉」 「これは…❗」 「…だから言ったんだよ。 あそこで罪を認めてれば、良かったものを…」     「刑事さん、やはり今、飛び出して来た紅江母娘が…」 「真犯人です。 マスコミの皆さーーーん❗ これから署に連行しますので“先程からお約束していた通り”、道を開けて下さいねーーー(黒笑)😆」   「「「「「は、はーーーいっ(怖)😓」」」」」      
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!