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「呼んでない[?]…って、どーゆーこと⁉」
「だから、雛羽に頼みたい仕事はあったけど、あくまで“俺が頼もうと思ってただけ”だ。
勿論、俺の一存だから、雪の前でも口にしていない。」
「じゃあ…雪夜は何となく、兄さんの行動を読んでた、ってこと[?]」
「かもな。雪は昔から勘が鋭かったし…こう、手に取るように分かるんじゃないか[?]
…それとも俺が単細胞すぎるのか…」
一一一ゾクッとした。
読まれている[?]
「…ふざけんなよ…」
冗談じゃないわ❗掌で踊らされるなんて私はまっぴらごめんよ❗
「雛羽…[?]」
バタンッ❗
「あっ、おい雛羽❗本当に頼みたいことあったんだけど…って聞く耳持たず、か(苦笑)」
全く、もうっ❗
自分の方が冴えてて、エリートで、出世街道まっしぐらで、警察の資質あって、容姿端麗で、知能・体力ともに秀でてて、部下から慕われているからって…
自分は優位に立ってると思ってるのかしら❗
大体、〈天は二物を与えず〉って諺は一体どこ行ったのよ❗
[★] [★] [★]
あ一一一もうっ❗何なのよ、このアンフェアな差は❗
バァンッ❗
「ちょぉっと❗雪夜❗
よくも出し抜いてくれたわね~⁉」
「ああ、おかえり雛羽😆
…意外と早かったな…」
「何言ってんのよ❗ったく、それで時間稼ぎしたつもり⁉
あんたの思惑にハマってたまるもんですか❗
ねぇ、月…って、、
…雪夜…どうして月が泣いてるの[?]
あんた、この娘に一体何したの[?]
っ❗ちゃんと説明しなさいよ❗」
「雛羽、止めてっ❗
…もう良いの。私が勝手に泣いてただけだから。。」
「でも…」
「この娘の言う通りだ。僕たちはもうきちんと話し合った。
結果、僕たちは和解した。それだけだよ。」
「そんな大まかな説明じゃ納得できる訳ないでしょ⁉」
「だったら、今度は二人で彼女を取り調べよう。
それで文句はないよね😆」
「…分かったわ。“三人で話し合いましょう”😉
これで少しはフェアな条件になりそうね[?]」
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