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「一つ引っ掛かっているのは…なぜ、被害者の晃だけは君に冷たい素振りを見せなかったのか[?]
その理由を包み隠さず、話してほしいんだけど[?]」
「・・・さぁね。ただの気まぐれじゃない[?]」
「ちょっと雪夜、そんなこと聞いてどうするのよ💦」
「おかしいと思わないか[?]
紅江家は近しい身内である兄弟や夫婦の間でも常に蟠りがあった…にも関わらず、弟の娘という、立場の遠い月にはさほど付き合いもないのに妙に優しかった…
だから、それがふと気になってね。
言いたくないのなら、無理に話さなくても良いけど…
月、君は何か隠しているね[?]」
「・・・」
「その沈黙は肯定として受け取るよ。
暫くの間、また雛羽と話すと良い。」
「[?]雪夜、どこ行くの[?]」
「翼と2人で紅江家に向かう。
これ以上、ここにいても進展は見込めない。」
「ちょっと❗せっかく月がいろいろ話してくれたのに、そんな言い方ないじゃない❗」
「今は多くの情報が必要だ。そのために彼女以外の人物にも接触したい。
だから雛羽、彼女を頼むよ。」
そう言い残し、雪夜は足早に出て行った。
「全くもう❗ホント調子良いんだから😣」
「…雛羽と秋月さんってどういう関係[?]
何か、ただの同僚には見えないけど…」
「あら、意外と鋭いのね😉
じゃあ、そんな貴女に敬意を表して教えてあげる😌
実は…私達、恋人同士なのよ💓」
「え[?]エッ⁉エェ―――――――ッ❗❗」
その日、取調室中に月の雄叫びがけたたましく谺したのは…言うまでもなかった。
(ていうか、そんなに驚かなくても、ねぇ[?]💦
寧ろ、そこまで勘付いておいて驚く方がオドロキだわ😓)
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