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「…もし、それが私の物だとして、どうしてそれだけで私が犯人扱いされなきゃなんないの[?]」
「あんたは月の部屋に侵入し、この部屋の鍵を探してた。
その時にこの蝶飾りを落としたんだと思ってね。
月の話では『事件前には鍵が失くなっていた』ようだし。
あんたたちは〈彼女が鍵を持ち歩かずに部屋に保管していた〉ことも知っていたようだな。」
「そんなの所詮、月がたまたま拾ったか、私をハメるために部屋に置いといたかの物でしょ[?]
本人の物じゃない所持品が一つ出てきただけで人を疑うようじゃ、刑事さんもまだまだってトコね😜」
「…あはは、ホントにそうかな[?]」
「[?]どういう意味?」
「あっ、そういや言い忘れてたことがあった❗
この蝶飾り、現場のどこに落ちてたと思う?」
「そんなこと、私が知る訳ないでしょ!!」
「確かに落としたことにも気付かない人間には難題だったか?」
「だからっ私は…!」
「これはな、机と壁の隙間から見つかったんだ。
それだけじゃない。壁にはファンデーションが僅かに付着してた。
鑑識で成分分析した所、君が愛用しているファンデーションと一致した。
月は化粧品を使ってないし、霞美さんは別の会社の化粧品を愛用している。
つまり、この部屋に君のファンデーションが付着することは通常ではありえない。
なのにそれがこの部屋から検出されたと言うことは…君が月の部屋に侵入していたという何よりの証拠だ。
これでもう言い逃れはできねぇな。
光琉さん、月さんの部屋で何をしていたのか、きっちり話してもらおうか?」
「…話すだけ無駄でしょ[?]あんたのその自信に満ちた瞳見れば、分かるし。
もう全部お見通しなんでしょ[?]」
「っ光琉っ❗」
「っ母さん⁉もう良いって…」
「良いから早く走って❗」
「あ~、そっちは行かない方が…ってもう手遅れか😓」
〈カシャッ❗〉 〈ザワザワ💋〉 〈ガヤガヤ〓〉
「っ何⁉」
「これは…❗」
「…だから言ったんだよ。
あそこで罪を認めてれば、良かったものを…」
「刑事さん、やはり今、飛び出して来た紅江母娘が…」
「真犯人です。
マスコミの皆さーーーん❗
これから署に連行しますので“先程からお約束していた通り”、道を開けて下さいねーーー(黒笑)😆」
「「「「「は、はーーーいっ(怖)😓」」」」」
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