プロローグ

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―――――――――――――――――――――――――― ある所に一人の女がいました 女は恋をしていました ある日、女は恋心を抱く男に告白することを決意しました 決意を固めた次の晩…女は男を近くの原っぱに呼び自分の恋心を男に伝えました しかし男は 「お前のような醜い女とは付き合えん」 そう言い残しその場を去っていきました 女は悲しみにくれました そしてとうとう耐え切れなり、自ら命を絶ったのでした そう…満月の夜に… それから満月の夜がくる度、女はもののけとして現れ、その原っぱを通る美しい女性を襲うようになりました 男はこのままではいけないと思い、徳のある加持の僧にお祓いを頼んだ 僧はもののけを井戸の中に封じこめ、その後は平穏な日が続きました ―――――――――――――――――――
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