悪魔
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「…っ、はぁっ…はぁっ…」 心臓が早鐘を打つように鳴っている。 「嫌な夢…」 何か分からないけれど、嫌な夢だった。 まるでとり憑かれるような嫌悪と、恐怖感。 いまだに鳥肌が立っている。 ―ガタンッ 小さな音に、びくっと身体を震わせる。 嫌な感じ…。
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