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「…妙に静かだな……」
大内裏に到着した誠仁は違和感を感じていた。
「どう思う?静騎」
「…確かに少々静か過ぎですね」
「炎勒がいて静かになるわけないしな。…しょうがない、静騎」
「なんでしょうか、誠仁様」
「敵にバレないように俺に結界を張ってくれ」
「わかりました。では…」
静騎の気が清らかになっていく。
それと同時に誠仁の周りの気も清らかなものになった。
「終わりました」
「ありがとう、静騎」
「お前が安倍誠仁か?」
「「!!!!!!!!!!!!」」
不意に男の声がした。
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