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「…貌祇(りょう)…」
「なんでございましょうか、誠仁様」
貌祇は氷露と同じく女の式神である。
属性は『土』
治療に特化している。
「三人とここにいる陰陽師たちの治療を頼む」
「かしこまりました」
「静騎は三人に都の警護を頼んでおいてくれ。それと父上たちに7日ほど帰らないと伝えてくれ」
「どこかに行かれるのですか?」
「…天照大神のところに」
「「えぇっ!?」」
「修行に行ってくる」
「…まさか!?」
「じゃあな」
そう言うと誠仁は天照大神に会うためにどこかに行ってしまった…
「静騎さん、誠仁様はどこへ?」
「天照大神のところに、六芒星の禁を解きに行かれた」
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