序章
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「晴れてる日の方が寒いとは言いますが…」 真面目に答える静騎。 「はぁ~…、なんでそんなに真面目なんだ…」 つまらなそうに呟く誠仁。 「真面目というかこれが私の性質ですから…」 「やっぱ真面目すぎだろ」 「はぁ…、なんと言われましても…」 こんなやり取りは日常茶飯事だ。 誠仁もわかっているのだ。 静騎が真面目ということを。 わかっているが言わなければ気がすまないのだ。
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