第二章 壱

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「天照大神にお話があるのですが…」 誠仁は天照大神が祭られている伊勢神宮にいた。 「天照大神は貴方が来るのを待っていました」 「そうですか。バレていましたか」 「こちらへどうぞ」 誠仁は天照大神の御前まで通された。 「お前が安倍誠仁か?」 「そうでございます。天照大神」 「用件は六芒星の式神のことだろ?」 「はい。六芒星の禁を解きたいのです」 「その為に俺の力でソイツらの気を清らかなものにしたいんだろ?」 「…はい」 誠仁の修行とは六芒星を使いこなすことだった…
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