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誠仁がいなくなってから七日が経っていた。
「静騎殿よ。誠仁はまだ戻らんか」
「そう焦ることはないですよ、翠弌様」
「しかし…」
「7日ほどで戻ると言っていたのです。待ちましょう」
「うむ…」
誠仁はまだ戻っていなかった。
「それはそうと、竜人族のことはなにか…」
「まだなにも…」
「そうですか…」
「すまぬな…。父上ならなにか知っていたかも知れないのだが…」
「どこに行ってしまわれたのでしょうね…」
「父上は人間と異形の子ゆえ、なにをしでかすか分かったものではないからな…」
「何もかも分からないままですね…」
「ああ…」
「まあ、そろそろ戻ってまいりますよ」
「そうだといいがね」
その時は刻一刻と近づいていた…
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