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そして次の日
ここがトラップマスターの屋敷ってやつか…
それなりに大きい…
屋敷の前に
人が集まっている
奴らも賞金目当てだろう…
｢やぁ君もトレジャーハンターかい?｣
声をかけられた
｢トレジャーハンター?｣
｢罠をかいくぐり宝をいただく
まさにトレジャーハンターじゃないか｣
｢はぁ…そうかもな｣
どうやらそのトレジャーハンターは
俺を合わせて
１０人
あれ?あの子…
｢あっ!!海斗さんじゃない!｣
そこにいたのは高校の後輩の美奈ちゃんだ…
｢美奈ちゃん…君も行くの?
危険だよ?｣
｢私…お金が欲しいんです!｣
こんな可愛い子も
命がけでお金狙いか…
で…なんで誰も入ろうとしないんだ?
｢なんで入らないんですか?｣
｢なんで…って｣
｢まさか…一番に入るのが怖いんですか?｣
｢…………｣
｢出だしからビビっててどうするんですか｣
｢じゃあ君が開けたまえよ
その入り口を｣
ドアノブは…
まだ誰も触っていないようだな
｢ちょっとどいてて下さい｣
トラップマスター…
さてさて…
どれほどの実力か拝見させて貰いましょうか!
ドアノブは金属
電流が流れる可能性もあるな…
ゴム手袋さえあればそこは安心だ
あとはドアノブを回した瞬間か…
戸を引いた瞬間
もう一つゴム手袋を取り出し
それをドアノブに巻き付ける
その上からロープを巻いて
戸の横からロープを引く
ゴムで摩擦力を生めば
ロープでもドアノブは回せる
ロープを引いた…
ｼｬｷｰﾝ!!
覗き穴から針が勢いよく飛び出した…
なるほど…
しゃがんで回せば大丈夫かな…
あとは戸を引いた時…
ドアノブを回して
瞬間接着剤でその状態に固定する
あとロープをまた巻いて
離れた所から引く
ｷｨｲｲｲ…
トラップは覗き穴の針だけだったみたいだな…
｢開いたぞぉ!!｣
眼鏡のオッサンがそれを見計らったかのように
一目散に屋敷へと飛び込んだ｡
ｼｬｷｰﾝ!!
｢ぐうあああ!!｣
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