君がため…の花*+ﾟ💠

帰宅

──が、やはり思い出せず立ち上がって先に風呂に入ろうと箪笥から寝間着を取り出して脱衣所へと向かった。衣服と下着を脱いで前もって用意しておいた籠に落として浴室へと入り、シャワーで頭から被りながらバスタブに湯を溜めていく。その間に頭やら身体やら顔やらを汗を流す様に洗い──何だかんだしてる内に湯が溜まりシャワーで泡を流してから寛ぐ様に湯へと身体を浸からせた。
　高校を入学すると同時に１人暮らしを始めた。きっかけはある１人の女の子を追うためである。ぶっちゃけりゃストーカーっぽい？　いや微妙にセーフ？　もしくは単なる一途として見てくれるだろうか？　兎に角俺は考えるより行動をしてしまう性分故、両親に、
『目指したいものがある』
　とか何とか言って上手く誤魔化しここにいる。
　因みにその子は小学生からの同級生で…俺の初恋の人でもある。