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「ねぇねぇ聞いたっ?」
ドタドタっと少女達が一つの机に集まる足音が教室中に響きわたった。
透き通る様な茶色の髪の毛をした少女が声の犯人の様だ。
少女の名前は「住谷ゆうみ」
元気が良く、好奇心旺盛で活発的な女の子だ。
髪の毛は茶色で肩より少し下まで伸びていて、右上を大きなリボンで結んでいる。
「聞いた!聞いた!!でもどんな子が来るんだろうねぇ」
ピンク色の髪の毛をしたこの子は「山崎美穂」身長が小さい事が少しコンプレックスな14歳。
「かっこえぇ人やったらえぇなぁ~!」
とおっとりした関西弁口調を使うのは「河村南」。
長い黒髪でマイペースな女の子だ。
「ふん!どうせ気持ち悪い殿方にきまっています!」
「みなさん!先生が来る前に席に着いて下さいね。」
厳しい口調で話すのは「平原晴美」。
学級委員長でクラスをまとめる、よくいるキャラである。
メガネと後ろに一本束ねた髪の毛がいかにもである。
「どんな人だろ!」
「なんかね、かなり田舎から来るらしいよぉ」
「へぇー!やっぱりゆうみは何でもしってはるなぁ」
「まぁねぇ!情報網ならまかせなさいってね!」
カーン!
カーン!カーン!
カーン!コーン!カーン
「あっ予鈴や!
鐘がなるとドタドタっと一斉に会話を辞め席に座る。
「どんな人がくるんやろねぇ?」
「さぁ、興味が無いな!」
サバサバした口調で話すのは「渋谷奈未」。大抵の事に無関心な少し変わった女の子だ。
ヒソヒソ話が教室中に響き渡る。
その時。
カラーンカラーン!
始まりの鐘が鳴った。
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