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いつものように私、源裕利(ミナモトユウリ)は教室の一番後ろの窓際の席に座った。私はバスケ部のエースをやってるんだけど朝練を終え教室で一休みをとろうとした瞬間にガラガラと教室のドアが開いた
「もしかして俺が一番かもしんないスね」
と言いながら入って来たのはウチの野球部のエース、そして私の幼なじみ(家が隣どうし)高瀬準太が入ってきた。ついでになんか慎吾サンまで来てる←酷い
「残念でした。一番のりは私です」
「なんだユーリいたんだ」
なんだとはなんだ。私だってあんたたちと一緒で朝練してしんどいんだぞ!ましてや睡眠を妨げて何様のつもりだ
「ユーリ久しぶりだな」
「久しぶりです。慎吾サン」
「また可愛いくなったんじゃねーの?」
「慎吾サン、先輩だからってセクハラ発言はやめて下さいよ」
だから慎吾サンと話すのはヤなんだ。慎吾サンと話してたら疲れるし。あと変なことされる。前にいきなり抱きつかれた事があった。「初戦で負けて慎吾サン落ち込んでるからユーリ慰めて?」って耳元で囁かれたときは鳥肌がたったんだぞっ!
「お前可愛げねーな…普通は慎吾サンに可愛いだの言われたらキャーッって叫ぶだろ」
「準太、今のキャーッはちょっと引いた。てか慎吾サンだから私ヤなんだよね」
「ユーリひどっ慎吾サン悲しいぞっ」
ぎゅっ
「慎吾サン…無意味に抱きつくのやめてくれません?みんなの視線が痛いですから」
「「え?」」
気づいてなかったのかこの2人は…。私達がいろいろ話している間に教室にはクラスメートたちがぞろぞろと入ってきていた
そしていきなり慎吾サンが抱きつくから私はすんごい見られてる…。只でさえ慎吾サンはかっこいいんだから女の子がよってくるのに…
「あ、やべもうチャイムなるから俺戻るわ。じゃあなユーリ、準太」
「「さよならー」」
慎吾サンは投げキッスして行った。私は手でパっと払った。変なのがついたらヤだからね←
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