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あの日誓った約束は 二人には重すぎて。 毎日冷たいものが頬をつたいます。 きっと二人手を繋いでいればかならず幸せになれるって信じてた。 何もかもを捨てて、きみを抱きしめていればこんなおもいしなくてすんだのに。 あんなに近くにいたのに、きみの涙に気付かなくて こんな自分が嫌になります もう少しだけこのままでいさせて もう何も望まないから あなたがくれたこの温もりをだきしめて また、眠れぬ夜があける あんなに近くにいたのに あなたの寂しさに気付かなくて そんな自分が大嫌いです きみと共に眠れるならば あとは何も望みません 痛む傷をおさえ今日も悪夢と戦います。 いっそのこときみのいる世界に逝って またはじめから歩きはじめたい。
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