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「勇者の仲間が死んで棺桶が自動的について来たりするシステムはな……もの~すごく金がかかる」
簡単に言うと勇者の保険料はバカにならないから、黙ってその装備で旅に行けのこと。
「オーケーそれは納得しよう、しかし二歩譲ってだな、仮にな勇者になってやろう。だが仲間を一人もらって行くぜ。魔法使える奴がいいな」
あんまり譲ってないのは気のせいだがここに来て仲間をせびる図々しさ。
「よかろう……ヴォル来なさい」
しぶしぶだが王様は仲間をくれるようだ。なんというゆとり。
「ヴォルよ。勇者の仲間となって共に戦いなさい」
見た目はニトよりも若そう。鎧を着た剣士が答える。
「わかりました王様。必ずや魔王を倒して帰ってきます」
「ウホッ勇者の俺よりいい装備wwてか剣士じゃないよ。魔法使いを仲間にしてくりゃれ」
ホロホロ。
「大丈夫じゃ。ヴォルは魔法剣士じゃ」
「オーライ、んじゃ飯食ってから魔王倒しに行くんでよろしく!」
こうして勇者(仮)は誕生した。
果たしてニト達は魔王を倒すことが出来るのだろうか……
「俺ニンジン嫌いだからよろしくw」
ニンジンが嫌いな勇者の旅はこれからである。
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