友達ユーレイ

あとがき

　終わりました。
　当初の予定よりも少し増えた気がします。

　夏子はこの夏、貴重な体験をしました。
　冬子という母と親子の絆を育み、ふわ子という友と友情を築き上げました。

　夏子の両親は学生結婚で若くして親になったわけですが、母の冬子は非常に若くしてその生涯を終えてしまっています。
　しかし、冬子は夏子のもとへもう一度戻ることができた。それはお盆という季節柄だったのかもしれません。

　近年、親子の絆、友情の形に変化が起きています。昨今のニュースを見ていれば皆さんも感じることでしょう。
　非常に悲しいことですが、現代社会においてこれらが悪化の一途を辿っているのも事実です。

　この作品を読んでくださった皆さん。
　親や友人の顔を思い浮かべてみてください。その顔は笑っていますか？
　もし、笑っていなかったら、もっともっとお話して下さい。そうすれば、もっと大きくて強い絆が生まれるはずです。

　――あなたは、変われます。