第一章 作戦前日

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それでは恐怖のノーカット版をどうぞ。 少しのノイズの後、音声が流れてきた。 『ここに座りなさ~い🎵』 いきなりのカマ声に背筋を凍らせるカール😱😱😱 「誰だこれ…」 そして手錠かなにかで隊員を拘束する音が聞こえてくる。 『アナタはスパイよね?』 低くて粘りつくような声で尋問を受ける仲間に同情しつつカールは聞いていた。 『ちがう‼知らない内に付けられていたんだ‼』 『ウソがへ・た・な・ひ・と💕』 ゾクゾク😱😱😱 『ひぃ‼』 『🎵』 隊員の短い悲鳴に気を良くしたのかさらに猫なで声で続けるラッツ。 『じゃあなんで健康診断の次の日に不自然な入金があるのかしらね~🎵』 『し・調べたのか‼』 『毎年毎年不真面目ちゃん達に犠牲者が一人も出てないのが気になってね一応一人一人の財務状況などを調べだの🎵』 完全に言い逃れできなくなった隊員はだんまりを決め込もうとするが 『無駄よ…アタシに掛かればね😉』 ゾクゾクゾクゾク😱😱😱 今まで最大級の寒気が隊員とカールに襲いかかった。 『じゃあ始めるわよ🎵ウフフ💕』 『い・イヤだー‼助けてくれー‼なんでもしゃべるからー😓😓😓』 隊員は半泣きになって訴えるがラッツは極上の笑みを浮かべながら耳元で囁いた 『ダ~メ🎵』 『い・い・イヤ~~~😓😓😓😓』 その後隊員の悲鳴はラッツの凄まじい拷問を受けたせいか次第に聞こえなくなり最後には完全に聞こえなくなった。 どんな内容かはご想像にお任せします。一言で言えば拷問は精神面を徹底的に破壊し尽くす行為である😱😱😱 暫くして盗聴マイク越しにラッツががしゃべり掛けてきた。 『これを聞いてる誰かさん🎵楽しみに待っててね🎵私たちが優しく捕まえてあ・げ・る🎵🎵🎵』 バキッ‼ザ・ザー…盗聴マイクを破壊され雑音のみがスピーカーから響いてきた… 「…」 暫くの沈黙の後、カールは録音テープを持ってアーサーの部屋へと向かっていった。
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