第四章

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どうやら私と勝負したいらしい…ふふふ…私に挑んだことをたっぷり後悔させてやるわ!! 私は腰に差してる愚戀魔を取り出し、切っ先を槍を既に構えているエレンに向けた。   「や…山川緑…行かせていただきます!!そ…その…手加減は無しで…来てくださいね?あぁお父様以外の人との試合は緊張しますぅ…」   「「「……え?」」」 「…よ…よろ…しく…」   う~ん…やっぱり私の二重人格は誰でも戸惑いますよねぇ…お父様でも困ってましたから(思考まで変わるらしい)。   「…剣持って凶暴になるっていうならわかるけど…」 「なんで大人しくなるんでしょう?」 「…さすがの俺も着いていけねぇわ…」   『グゥゥゥゥ』   …なんでしょう今の?エレンさんの方から聞こえましたが?   「…お腹…減ってるんですか?」 「……(コクコク)」   これが原因で、結局皆で学校側が経営している食堂に行きました。 腕試しは結局やる気が失せてやりたくなくなったそうです…。これからを思うと不安になります。
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