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「おやおや今頃登校かい?お二人さん」
「……お前誰?」
「ふふっ。この俺藤田康太様の顔を忘れるとはな」
「俺が知ってる藤田康太は昼休みぐらいに登校する奴だ」
「今日は朝から登校さ。何か悪いか?」
「不思議だな。そんな当たり前の事を偉そうに言われると自然とこぶしができる」
「ふふん。そのこぶしは本当に人を殴りたい時の為に取っておくんだな」
「今使っていいか?」
藤田康太。俺の幼稚園からの幼なじみである。悔しいがスラッとした体格に顔も良くバレンタインデーはこいつの為にあるのかもしれない。
「お前ら付き合ってんのか?……ぐは!」
どこからか藤田に向けて机が飛んで来た。しかもモロに直撃だ。
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