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「藤田君、大丈夫そうだね。良かった~」
ふぅーっと大きく息を吐くと次には安堵の表情に変わっていた。
「楓は昔から心配し過ぎなんだよ。俺が事故とかに巻き込まれたらお前の心臓止まるぞ」
「うぅ……ごめんなさい。でも心配だから」
「藤田も俺も、雅に鍛えられてるから大丈夫だ」
「なんか私が毎日暴力ふるってるみたいで嫌ねその言い方」
ほぼ毎日だろ、と言いたかったが俺の脳が止めとけと訴えてきたのでその言葉を飲み込んだ
「それって大丈夫なの……?」
良い訳ないだろ。そう言おうとした時だった。
どこかで先生が来る、という言葉が聞こえてきたのをきっかけに俺達はそれぞれ自分の席に着いた。
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