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約束の日の10時前……俺は少し早く待ち合わせ場所に来ていた。
《トントン》
車の窓を軽く叩いて笑顔の春菜ちゃんがいた。俺は窓を開けて
「おはよう!乗って!」
笑って話したんだ
『うん!おはよう!』
春菜ちゃんは助手席側に回り……戸惑っている
俺は車から降りて春菜ちゃんに声をかけた。
「どうしたん?」
『あたし、助手席乗っていいのかな?なんか悪くない?』
気を使ってるんだ。春菜ちゃん……
「えっ?乗っていいよ。先輩くらいしか乗らないし……ねっ?」
『そっかぁ!じゃあ乗ります』
春菜ちゃんは助手席に座った。俺は行き先を秘密にして、少し遠くの方に車を走らせた。
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