第1章 出会い

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今日は、また寮で飲み会がある。1年生のバイトが無い俺と昌也と浩平で、大まかな準備をしなきゃいけない!これがめちゃくちゃ大変なんよ。でも今回、酒の買い出しは高山先輩達がしてくれるから……ラクなんだ! 『ボン、これ置いとく!』 先輩はビールケース置いてくれた。 「はい!先輩、ありがとうございます。冷やしておきます!」 なんか、俺のあだ名はボンなんだよね…… 『2年は?お前等3人だけで準備かよ?』 ムッとした顔をしながら、高山先輩は歩きだしたんだ。  「先輩!俺ら3人で平気ですから……」 先輩を追いかけながら歩いた。大部屋の前に来た時に言われたんだ。 『1年だけがやるんじゃない。ココのルールは3年まで!4年生は無し。それが決まりなんだ。3年は買い出しやったし、俺がいない時、いつもなんだな?はっきり言え!』 高山先輩は強い口調で聞いてきた。 「そんな事ないです……」 それが俺たち、3人の答えだった。 『4年生以外集合!』 各部屋、俺らのブロックの部屋にまわり、高山先輩は声をかけていた。 大部屋に、みんなが集まってくる 俺達3人は、ただただ視線を外した。
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