一日目

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「とにかく今年は無事にこの合宿を成功させたいのでみんなよろしく頼むよ」 拍手。 「あの…いいですか?」 「あぁ構わないよ」 沢川さん… 「今年は姉の代わりというのも変ですが、参加させて頂きます。こんなこと言うのは変なのかも知れませんが、昨年の事故はホントにショックでした。でもみなさんが姉の死を心から悼んでくれてるのをみて…あの…」 ポン。と部長が頭を撫でた 「もういいよ。詩織の言いたいこと、みんなわかってるから」 「はい…部長」 沢川詩織。彼女は去年亡くなった沢川京子の妹だ。 「さあ!とにかく親睦を深める我が映研合宿始めるよ。まずは当番を決める」 お決まりのブーイング 「はいはい。わかったから。とにかく料理は私、詩織、風香でやる。男どもはそれ以外を割り振るよ」 結果。俺は風呂係。勇男と山田先輩が掃除係。増田は女性陣の雑用となった。 夕方が近づいて来ると空の色がおかしくなりはじめた。 「一雨きそうだね」 部長がぽつり 何故だか俺は凄く嫌な予感がしていた 雨が全てを流してきそうな 悪も 恐怖も  。 死
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