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  「きれいねえ」   髪が長く、顔立ちの整った彼女は、不細工な俺の自慢だった。   「そうだね」     彼女はそう言った俺の方を、つやつやと輝く髪を揺らしながら振り返った。     「もうすぐよね、私達の家」   俺は微笑んで、頷いた。
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