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ぼくはいつもみたいにがびおくんにいじられる
いや いじめられる
「痛いよ やめてよ」
ぼくがそうたのんでも
「お前はおれがいじめないと存在さえ忘れられるんだ」
優しいんだかなんだかわかんないよ がびおくん
そしてぼくは悲惨な毎日を流れるように送り
帰る意味のない家に帰る
お母さんはぼくがぼろぼろになって帰っても心配しない
ぼくが楽しく学校に行ってると思い込んでるから
「あらぼうや 今日も制服のままで遊んできたのね あんまり汚しちゃだめよ」
見るからに制服は穴だらけで遊びの域をこえてるんだけどお母さんはなにも言わない
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