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「西原彩音。
あの子は・・・」
ガラッ
いきなり教室の扉が開いた。
バシッ
西原が、足早に教室に入り、稔の頬に平手をくらわした。
「・・・どうして私のことを調べているんですか?」
稔は、バツが悪そうに空を見上げている。
「人のことをベラベラ喋って、嬉しいんですか!?」
西原は、俺をキッと睨み付けた。
「私の過去が知りたければ話します。
こんな姑息な真似・・・しないで!!」
あまりの迫力に、俺と功は、訳が分からずに硬直していた。
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