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殺されるって?why?そんな漫画みたいな死に方俺はごめんだ!嫌だぁぁぁああ!死ぬもんかぁぁぁああ!
俺は氷ついた頭ん中で必死にシャウトしていた。
「大丈夫、僕らがなんとかする」
ぅお!?なんとかってどうやってなんとかすんのさ、ゆうちゃん。
「・・・僕のことか?」
君以外に誰が居るんだ。
「・・・まぁいい、とりあえず菊の花とお線香はまかせろ」
なにそれ、俺もう死んでんじゃん!
「あとあれだ、葬式ん時に飾る写真とか」
遺影な・・・って俺は死ぬ事前提!?
するとゆうちゃんは俺の肩をポンと叩いてこう言った。
「安らかに眠れ」
眠れるかぁぁぁあああ!
俺が叫び声を上げたと同時に八咫は一つ深いため息をして、また一つ面倒な要素が増えたことに頭を抱えた。
そして何かに気付いたように窓の外を睨んだ。外にはいつもの風景が広がっているだけだが、八咫は空の一点をただじっと見ていた。
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