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「じゃあ説明するより見てもらった方が早いな」
突然外を眺めてた八咫が俺にそう言った。
つか何をだ、主語を言え主語を!
「妖だ、あと覇力もな」
「あやかし」ねぇ・・・ふりがなふっとかなきゃ絶対「よう」って読む人いるだろうよ。
「くだらないこと言ってないで、ほら行くぞ」
このツンとした言い方はゆうちゃんしかいない。いちいちつっかかった言い方をすんじゃねぇ。
心中悪態をつきながら聞き返した。
「何処に?」
八咫はまた一つため息をつき、ゆうちゃんは呆れたように・・・いや本当に呆れながら答えた。
「今丁度良い事に妖がこの近くに現れた、口で説明してもお前が理解できそうにないから実物を見せてやると言ってるんだ。感謝しろ青年」
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