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やばい!何がやばいかって?頭から出てる血が目に入って痛くて何も見えない状態に陥ったんだなこれが。視界ゼロ!絶対絶命!
すると鳥の羽音と共に八咫の声が近くで聞こえた。
「だから見えなくてもいいんだって、お前さんは敵の気配を読めるはずだ」
「何を根拠に!」
「お前さんの体内覇力を分析した結果珍しいことにキーナイメジアスだってことが分かった」
切りなしめじ虻?
「キーナイメジアスな、この力の持ち主は事象を自由に扱えるのさ」
だから?
「つまりイメージが大事って事だ。試しに漫画とかゲームで使われてる技をパクってみろ」
それまずいって!いろんな意味でまずいから!
俺もそうは言いつつ試してみたくなるのである。だってそうじゃね?魔法とか使えちゃうんだぜ?
さて何にしようかね。
俺は手のひらを小鬼に向けて言った。
「ファイアガ!」
俺の手のひらから炎の弾が出て、小鬼に向けて飛んで行った。・・・避けられたけど。
・・・ってあれ?俺目瞑ってんのになんで小鬼の場所分かるんだ?
「気配は視界が悪い程読みやすくなる、身体全体が目の変わりをしようとするからな。達人級になると視界と両用できる奴が多い」
八咫が解説してくれた。
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