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「では貴方がたから倒しましょう・・・
シス レラ マ ケレス クライシス
無の具現たる深淵よ 漆黒の波動となりて蒼き炎を包みこめ!『闇の波動』」
クロノスは闇の渦を発生させた。
「うわぁ、今度こそヤバイかも」
「なにを言っているバカチカ!とっととさっきのをやれ!」
「無理!あんなの防ぎきれない!」
雅親とゆうが言い争っていると、ガロンが前に出て渦を受け止めた。
「どういうことですか!?」
クロノスがパニクっているところにガロンが笑いながら言った。
「俺の属性を知ってるか?あぁ、魔法属性じゃなくてな。魔界人なら分かるだろ?」
「あなたの属性がなんだと言うのですか!」
「はぁ・・・俺の属性は闇でな、すべての属性効果を打ち消すことができる。貴様の魔法も闇だからな、特に都合が良い!」
クロノスは慌てながら指を口にあてて口笛を吹いた・・・と思うと妖という妖が四方八方から集まってきた。
「お呼びですかガルガンドーザ様」
妖の中の一人がクロノスの前にひざまづいた。
「あの方々を、鍵を除いて皆殺しにしろ」
「かしこまりました」
「アハハハ!いくら魔界一、二の戦士でも数には勝てまい!」
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