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薬を口に入れて雅親をみる。
・・・顔が近い/////
心臓がバクバク言ってやがる、なんかうるさい。
僕も女なんだな・・・とか思いつつ雅親の唇に自分のそれを押し付けた。
薬を移して飲ませると雅親の傷はみるみる失せていった。
それを見てふぅと一息つきながらもまだ顔が赤いのがわかった。
「これでしばらく安静にさせときゃ大丈夫だ」
そう言ってジョンは再びニヤリと笑う。
「いやぁしかし」
ん?
「カプセルの外殻を外して中の粉を水に溶かして飲ませば口移しじゃなくても良かったんだがな」
「んなっ!?/////
貴様何故それをもっと早く言わない!」
「いやいや今思いついたし(←ウソ)それに見物だったな黒騎士の沸騰した顔」
「~~~っ!/////」
僕はジョンに向けて綾錦を振り回した。
「ぅおっと、剣筋が乱れてるぞ?・・・わっと!」
「えぇい!貴様は死んで生き返ってもう一度死ね!」
――――
その頃八咫と榠はガロンに話を聞いていた。
「こっちの世界じゃ瞬間移動は珍しいものだろう、だが魔界人にはわりと多くいるものだ」
「じゃあガロンさんとジョンさんは魔界人なんですカ?」
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