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「お前さん達はどういう理由で奴を追っていたんだ?」
今度は八咫が聞いた。
「我々は魔界の軍の隠密警戦隊、魔界人の人間界で指名手配されている奴らを狩る仕事をしている」
「なるほど」
ガロンは話に一息つけるとゆうと追いかけっこをしているジョンに叫びかけた。
「ジョン!そろそろ帰るぞ!軍への報告もあるし!」
「あぁはいはい!」
ジョンはゆうの前からガロンの隣まで瞬間移動して八咫と榠に別れを告げた。
「それじゃこのへんでおいとましますわ。・・・ってうわっと!黒騎士足速いね!」
「問答無用!じっとしてろ!魔界じゃなくて冥界に送ってやる」
「・・・騒がせたな」
周りが騒がしい中ガロンはそう言って消えた。
「黒騎士、良いもん見させてもらったわ、ごちそうさま!」
ジョンも消え、後には息を荒くして物騒な長刀を持って立っているゆうが残されているだけだった。
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