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「ったく、どこ行ったんだよ。」
俺はかれこれ30分くらいあいつを探して校舎を巡っている。
こうなったのは俺が生徒会室で会長業務をこなしている時にあいつが駄々を捏ねたからだ。
俺は『嫌。』の一言で片付けていた。
だか、俺は知能犯だ。
あいつが
『鬼ごっこをしよう』
と言った時にＯＫした。
そして条件を出した。
「俺が鬼やってやるよ。
その代わり捕まえたらキスね♪」
俺はあいつが…屡榎が好きだ。
だからこうして必死に探しているんだけど…いない。
屡榎は走るのも大して速くないし、体力もないから簡単だと思ったんだけど…
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