‡プロローグ‡

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漆黒の長髪、漆黒の瞳、透き通るような白い肌…。 暗闇の中、月の光だけが世界を照らす。 僕は一瞬にして魅入られた…。 ゴミが放置されて他にはなにも無い裏路地。 必死に追っ手から逃げていた僕を助けてくれた。 一目見た時に感じたあの衝動。 初めて出逢った感じじゃなかった。 前にも逢ったことがあるような… そんな変な感じだった。 「コイツは俺様のモノだ。手を出したら承知しないぞ?」 そういって追っ手達を次々と倒して行く。 男はこちらに振り向き微笑んでこう言った。 「…俺の名前はシュン。…お前は?」 こうして、僕とお前は出逢った。      
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