大島さん

5/7
前へ
/155ページ
次へ
「ねぇちょっときいてよっありえへんねん!」 予想通りの山口主任の第一声。 結局、主任の『お喋り』は約40分間延々と続いた。 大島くみは、「へぇ」「ほんまあ」「そうなんや」と適度に相槌を打ちながら、 自宅に辿り着き、鍵を開け、靴を脱ぎ、鞄を椅子に、コンビニの買い物袋をテーブルに置いて、ソファに腰掛けた。 電話の用件は、 明日1時間早く出勤して欲しい。本部の人が来る前にできるだけ念入りに掃除をしたい。
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加