序章

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 神と悪魔。  それらは古来より対極にいて、決して交わらない存在である。  しかし、その根本は同じであり、性質が異なるだけなのだ。  ヒトは己に幸もたらすものを『神』と崇め、害なすものを『悪魔』と畏れた。  でもその正体は、ただヒトが抱いた空想の存在。  そんなもの無くたって、世界は回るのに。
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