序章

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魔界と天界が人間界に次元の穴によって繋がり人間の組み立てられてきた論理、常識は脆くも崩れ去った。 過去一度たりとも認知のなしえなかった知的生命体との接触は世紀の、いや空前絶後の大発見だった。 以前から世界同士が魔力と法力によって繋がれていた魔界と天界はまだしも人間界は簡単に魔族、天人族を受け入れることができなかった。 新しい交流の輪を広げようとしたものの頑なに対面を否定し続ける人間に匙を投げ出した天魔両界の王はひとまず今まで通りの生活へと帰って行った。
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