心音がきこえない!!

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「……もう朝か……。やはり具合悪いかも。。」 私は早々に朝ごはんをすませ、病院に向かうことにした。 「石崎さん。石崎凜香さん。」 「はい。」 「一番にお入りください。」 私は看護師に呼ばれ、一番のドアをあけた。 「…!!っ…。今日はどうしました?」 一瞬はっとしたようだったが、すぐに冷静に症状を聞いてきた。 …どうかしたのかな?…まぁ、いっか… 「なんか、体がだるくて。熱は微熱程度なんですけど、たぶん風邪っぽいです。」 「じゃあ、診てみようか。上着脱いで、ボタン外してもらってもいいかな。」 「はい。」 「…!あれっ!心音がしない!おかしいなぁ?これ、壊れちゃったかな? ちょっとこれ新しいやつもってきて。」 …心音しない?そんなわけないっしょ…… 「はい、新しいやつです。」 看護師が新しい聴診器をもってきた。 「ありがとう。さて、もう一度。………。!!あれっやっぱり音がしない!」 …はい?なにいってるのこの人。じゃあ私は今なんで生きてるのよ!心音がしないわけないじゃん!!…… 「先生!それって、おかしくないですか?じゃあ、私はいったい?……。」 「とりあえず、一通り調べてみましょう。」 「結果は来週になりますので、来週またきていただけますか?」 「でもこのまま、じゃ…かなり不安ですけど」 当たり前だ。心音がしないのに来週までまてだなんて、不安にならないほうがおかしい。 「大丈夫。とりあえず、なんともないみたいだし、様子をみて、もしなにかあったら、すぐ、電話しなさい」 先生は、紙の切れはしになにかを書き込み渡した。!? えっメモ? 携帯番号?なぜ??私は思わず先生をみた。
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