第四章 少女の母親への罪

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私は死神の少女に連れられて地上に降り立った場所…そこは… 「私の家…」 『貴女を失って一番悲しむのはご両親…貴女は悲しむ人はいないと言ったけれど…貴女自身の目で確かめれば悲しんでいるかいないかはわかるわ…』 「………」 私は立ち尽くしていた 「…入るのが怖い…さっきは悲しんでいる人なんていないって言えたのに…もし悲しんでいなかったら…私哀しい…」 体が震えていた そんな私に死神の少女は優しく手を握ってくれた 『…行きましょうか…』 死神の少女に連れられて玄関をすり抜けて中に入った _
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