最後の嘘は君にあげるね

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僕は嘘つきだ。 いつも嘘ばかりを言って 周り困らせてきた  "あっちの道よりこっちの道がいいよ" 本当は近くなんてない むしろ知らない道だ これを聞いた人は地図を見ながら "おかしいなぁ" と呟いてる 僕は心の中で笑った "またあんた嘘付いて!" 僕に近づいてくる女 "僕は嘘は付いてないよ" "これも嘘!" 僕はふぅとため息をついた この女はひつこい "今度嘘付いたら、あんたのたった一人の友達辞めてやる!" あぁ、これは困る だって こいつの事好きなのに でもダメなんだ "辞めればいいさ、友達なんて" こう言えば 君はびっくりする これ以上僕に近付かないでくれ 嘘は付かないと 約束するから 僕の心が君を求めないうちに "君なんて嫌いだ" 最後の嘘は君にあげるね (僕といちゃいけないんだ。君には恋人がいる。)    
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