非日常の始まり

3/11
前へ
/45ページ
次へ
今から3年前の夏、8月6日。 日本のとある所、私の住んでいる地元でその事件は起きた。 その土地は海と大きな川に囲まれた埋立地。上空から見ると、橋をなくせば島になるような地形になる。 自己紹介が遅れたが、私の名前は小林 麗音(こばやしれおん)。まるで女の子のような名前だ。 小学生の頃はよくこの名前と、顔立ちも女の子のようだったのでいじめられたものだ…。 今では外人っぽくてかっこいいから羨ましいなど言われるようになったが…自分としてはそんないい名だとは思っていない。 おっと、話しがそれてしまった。 24才の整備士、身長178㎝、体型は筋肉はあるのだが脂肪がつきにくい体質の為細い。 こんな弱そうな体でよくあの事件で生き延びられたもんだ。 ん?ああ、そうだな。私の自己紹介など長々と話しても仕方がない。 思い出したくはないが、その事件について話そう。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加