非日常の始まり

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私達は酒を飲みながら騒いでいた。未成年である綾も酒を飲んでるのは問題だが、止めない私達はもっと問題であろう。 だがそんな事は気にせず、楽しみながら他の仲間が来るのを待っていた。 日付も変わり、午前2時頃… 『ピンポーン』 家の呼び鈴が鳴る。 「あいよ~」 私は返事をし、ドアを開ける。 八木橋 永遠(やぎはしとわ) 24才 ケーキ屋店員 身長は割と高めで、すらっとしたモデルのような体型だ。おっとりしているがテンションは高く天然、麻鈴と特に仲が良く、よく買い物とかにも一緒に行っているらしい。二人を見ているとまるで姉妹のようだ。 さらに一人加わった事により、さらに騒ぎ始める。 くだらない会話で盛り上がり、トランプで賭けをしたりと、まだ来る予定の者を待つ。 午前3時頃… 賭けトランプは綾の一人勝ち状態で、綾の総取りになっていた。 「う~ん…流れは完全に綾にあるな」 佐道が笑いながら呟く。 「ほんと、綾ちゃんってばこういう賭けに強いわね」 麻鈴は諦めたように言う。 「あたし来たばっかりでこの仕打ち!?綾ちゃん勘弁してよ~」 永遠は来て1時間しか経ってないというのに一番負けている。
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