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異文化コミュニケーションに対し、僕はひどく苦手意識がある。ましてや、東欧という前知識のない国からの学徒となれば尚更である。お互いに顔も知らぬままにメールアドレスを交換し、性別も声も確かめぬままに神道について語った。
「アニミズムについて」
(メールより抜粋)
仏教や稲作が伝わる前、日本にはアニミズムが定着していました。島・山・川・石・水・木・動物・言葉・火・仕事。全てのモノに精・神・霊・魂などとよばれる目には見えないものが宿っている、という思想です。
日本人の家族(血族)は、みんなその目に見えないもののどれかの子孫にあたり、ムラの中でそれぞれにあった役目を担当して生活していました。
日本語の神(カミ)は、世代をさかのぼった一番上の目に見えないものを指しています。「上」という字の「カミ」という読みに由来します。(※注釈※由来しません)
モノに宿る神様は、生まれることはあっても消えることはありません。岩が砕ければ二つになり、肉体が枯れればヨモツクニへと飛んで行きます。
…何を言っているんだ?
異邦人であることに緊張してハナシの軸がブレているではないかっ!
件の学徒からは「分かりやすかった」とのフォローメール…or2
国際社会の中で、国風文化に拘り続けた結果です。ええいああ、ちゃんと纏め直してみよう。これじゃ、日本人にも伝わらない。易しいコトバはどこです?
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