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僕には客が何人もいるだろうが、あの子は僕だけなのにそんな言い方はひど過ぎると彼女は言う。
そう怒る彼女に僕は凄く興味を持ってしまった。
もう一度会いたいと。
クラブ夜蝶…
次の日、偶然彼女と再会した。
僕はいつも指名してくれてるキャバの子と食事するため、予約していたレストランに行った。
店に入った途端僕はドキッとした。
なぜなら昨夜の彼女が客と食事をしている。
僕は彼女に気付いてほしくてわざと横を通って席に付いた。
その時、二人の会話が耳に入る。
その客が彼女を「エリカ」と呼んでいた。
エリカ…
僕はあることを思いついた。
今夜、夜蝶へ行って彼女を指名しよう。
僕はどうしても彼女とのきっかけが欲しかった。
ホストをやってる僕がまさか女の子一人会うために苦労するとは思わなかった。
可笑しくて思わず笑いが込み上げてしまう。
彼女は他の女の子とどこか違って見えた。
だから余計ひかれてしまったのだろう。
初対面の僕に本音でぶつかってきたからかもしれない。
僕は照れ隠しのため、逆に積極的に攻めることにした。
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