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お婆ちゃんが死んで、部屋の整理をすることになった。
部屋にはすっぽりと何かが抜け落ちてしまったような、そんな空気が漂っていた。
私はお婆ちゃんと一緒に棺に入れる物を探して、箪笥を開けた。
すると、箪笥の奥の方に隠すようにして一冊の古びたノートがあった。
それはお婆ちゃんが若い頃に付けた日記だった。
私は単なる興味本位で読み始めた。
そこには私の知らないお婆ちゃんがいた。
そして……お婆ちゃんが遂に語ることのなかった秘密が記されていた。
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